手の指先から肘までを優しいタッチでマッサージすることで、血液循環が促進され、手への刺激もあいまって脳が活性化されます。ひいては認知症予防の効果が期待されるとして、西九州大学と臨床の共同研究を行なっている日本ハンドケア協会のご協力を得て、8月24日(土)、ハンドケア体験会を開催。週末休業のデイサービスを会場に、同協会認定の5人のハンドケアセラピストが、午後の2時間たっぷりと施術してくれました。
施術中、「指圧を想像していたから、こんな優しく触れる程度で効くのかな?」と疑問の声も上がりましたが、掛ける圧や手を動かす速度に至っても臨床試験済み。手と手が触れ合うスキンシップで促される〈愛情ホルモン〉〈幸せホルモン〉などと呼ばれるオキシトシンの分泌を高める優しいタッチであり、手の動きなのだそうです。
覚えて帰ろうとご友人が施術を受ける間、セラピストの手技を注視される方、テーブルについておしゃべりに加わる方など、順番待ちもイベントの一環に。施術中の穏やかなご主人の表情に思わず笑みがこぼれる奥様、施術後もセラピストを囲んでの会話に夢中になられる方々、皆様が楽しそうに過ごされました。本来1対1のハンドケア体験でありながら、会場全体が一つとなり、笑顔あふれる交流の場となりました。
【こんなご質問も…】オリーブオイルでも大丈夫?
【回答】今回使用したのは、肌に優しいマカデミアナッツオイルにドライハーブのラベンダーを浸け込み抽出したトリートメントオイルでした。化粧品に使える品質のオリーブオイルなら安心です。また精油をご使用の際は、合成品ではなく天然由来のものをお選びください。
※ハンドケア体験会のご要望がありましたら、お問い合わせください。