ほかの誰かのために
介護業界へ入る前は、異なる分野での営業職に長く就いていました。忙しい日々を送っていたある日、父親が末期がんに。在宅ケアを受けながら自宅で過ごした期間、何もできなかったことを深く後悔しました。
看取り後に離職し、福祉系専門学校に2年通学。介護福祉士の資格取得後に介護業界へ。父親には何もできなかったけれども、自分の身を困っている誰かの役に立てたいと強く思ってのことでした。
知識と技術を吸収
最初に入職した老人健康保険施設では、認知症棟が担当部署で、思わぬ行動には理由や目的があると実体験から学びました。関係スタッフと連携し、話し合い、試行錯誤を繰り返すことで、ご本人が安心して過ごせる環境整備は十分に可能だと思い至りました。
リハビリ中の方の在宅復帰支援も業務でした。普段は車椅子の方が、両脇から職員に抱えられながらでも、ご自分の足で階段を上がれたことにいたく感動しました。ご自宅での生活を見守りたいと思い、訪問介護職も経験しました。
点から線のケアへ
訪問介護では、一部の時間に訪問するためにケアは点となります。我が家で過ごせる安心感を守りつつ、朝昼晩を通した線として寄り添いたい。そこから有料老人ホームへ移り経験を積み、サービス付き高齢者向け住宅のウエリスオリーブに辿り着きました。
介護事業所のテルウェル東日本に入職したのは昨秋のこと。そこから研修期間があり、ウエリスオリーブ町田中町の支配人に着任したのは、本年4月1日。ご入居者さまにどのような生活を送っていただきたいのか、スタッフとしっかりと話し合い、全員で実現していきたいと思っています。
支配人の役割
ウエリスオリーブは、これまでの自由な暮らしを続けられる場所です。これは、いろいろと制限のある施設と違う点です。ご入居者さまの生活に寄り添う支配人は、黒子に徹するべきと考えています。主役はご入居者さまです。考え方や生活習慣からの行動など、皆さまの人生の背景を慮る大切さを忘れず、支配人としての役割を果たしてまいります。

「ここよかったよ」とお薦めの場所を聞いたら、周辺情報とルートを調べてプランを立てるのは七條支配人。休日には少し遠出のドライブを楽しんでいます。



グルメも!
羽根つき餃子完成!うまく焼けて大満足!

シュークリーム作りに挑戦したこともあります。