ウエリスオリーブで一番最初に〈まちライブラリー〉が併設されたのは、ウエリスオリーブ武蔵野関町でした。
「2017年10月のまちびらきイベントで、ご入居者さま、近隣の皆さまへ〈まちライブラリー〉のご案内をさせていただきました」
〈まちライブラリー〉は、利用者が本を持ち寄り寄贈、蔵書が増え成長していく私設図書館です。
「特長は、持ち寄った寄贈本にメッセージを添えるところ。次に読んだ方が感想カードにメッセージを残し書き連ねることで、本が人と人をつないでいくのです」
ウエリスオリーブに配置のスタッフは書架図書の管理、寄贈本の登録のほか、茶話会をはじめ、さまざまなイベントの企画・実施やサークル活動支援もしています。
「母方の実家が本屋さんだったこともあり、幼い頃から本のある世界が当たり前。母は図書館へも週一回連れて行ってくれました。レコード付属の本が特に大好きで、朗読を聴きながらひたすらページをめくりました。中高一貫して図書委員を務め、学校司書に勧められ読書感想文コンクールにも挑戦。中学生では『花埋み(はなうずみ)』で千葉県代表となり、高校生で最優秀全国図書委員長賞を受賞しました」
お住まいのマンションでも図書委員として住民同士をつなぎ、イベントで盛り上げる実行力のある野村さん。〈まちライブラリー〉の提唱者、礒井純充さんと出会ったのは図書館ではなく、寺社でのイベントだったとのこと。
「神谷町のあるお寺さんではいろいろなイベントや傾聴サービスもあり、興味を持っていました。本のイベントの案内を受け参加し、その時は礒井さんとフェイスブックで友だちになっただけ。しばらくして、仕事を辞めたことをフェイスブック上で報告すると、すぐにメッセージが届いたのです」
大阪で展開がはじまっていた〈まちライブラリー〉の仕組みを丁寧に説明され、東京スタッフ第一号に選任されたのです。
「あれは10年ほど前のことでしたね。運営しながら〈まちライブラリー〉とは、を理解していきました。徐々にスタッフは増え、今では約30名が東京で活動しています」
4か所のウエリスオリーブで活躍中の野村さん、「それぞれで蔵書内容の雰囲気が異なることも面白いし、ご入居者さまのお話はとても勉強になり、世界がぐんと広がります」と笑顔で話してくれました。
本を中心に人の輪が広がる〈まちライブラリー〉に、ぜひお立ち寄りください。スタッフ一同、ご入居者さまの来館をお待ちしています。
少しだけ家族のご紹介


野村さんのおすすめ!



★壮大な作品…『RRR』『バーフバリ』『恋する輪廻』
★社会的作品…『きっと、うまくいく』『パッドマン』
★ハートフル・面白い…『あなたの名前を呼べたなら』『マダム・イン・ニューヨーク』『地上の星たち』『マッキー』『人生は二度とない』『ディア・ライフ』『ハッピーニューイヤ―』
推し俳優(出演作品)
★ナワーズッディーン・シッディーキー(『女神は二度微笑む』)
★シャー・ルク・カーン(『恋する輪廻』)
★アーミル・カーン(『地上の星たち』)
まちライブラリーとは?
「まちライブラリー」は、「本」を通した「人」との出会いの場。 みんなで持ち寄った本で共有本棚を作ります。 持ち寄った本には寄贈者がメッセージを残して、 次に読んだ人が感想を書き連ねていきます。


礒井純充(いそい・よしみつ)さんプロフィール
〈まちライブラリー〉提唱者
礒井純充(いそい・よしみつ)さんプロフィール
1981年、森ビル株式会社入社。社会人教育機関「アーク都市塾」や産学連携の会員制図書館「六本木アカデミーヒルズ」などを立ち上げる。2011年より、本を介して人と人がつながる場「まちライブラリー」の提唱者として活動を続ける。第1号館は大阪の実家で開設。
イベントの一例をご紹介!




思い出深い一冊を皆様と共有しませんか?
「つなぐカフェ オリーブ」に併設のまちライブラリーで、本の寄贈(植本)を受け付けております!