vol.13

自分史

T.YOKOさん「第三の人生はまだこれから」

 

社命を帯びて、あちこちの部署に顔を出し、必要な知識を猛スピードで吸収。結果を引き出すための仕組みづくりに必要とした柔軟性を持って、これからの人生を模索中です。

「ウエリスオリーブ鎌倉岩瀬」を選ばれた理由をお伺いしても?

Yさんご案内してくださった方の印象と対応の良さですね。もちろん、NTTグループが事業・運営している安心感もありました。実は定年後、つい数年前までコンサルティング業をしていましたので、人を見る目はある方だと自負しています。

コンサルタント会社にお勤めで?

Yさん元々は総合家電メーカーの製造部門で、ラインの設計・管理・運営に従事していたのですが、事業構造の変革に迫られた時代に突入し、コンサルティングできる人材育成が推進されたのです。社命を受け、ある国家資格を取得し、定年で退職するまでは、経済成長が低迷する中での効率化と合理化に心血を注ぎました。

全社的にご活躍されていたのですね。

Yさん持続的成長を実現するためには、もちろん全社的な合理性向上が課題でした。一つ例を挙げましょう。経費削減のために消耗品の数字を追いました。どれだけ消費したかを事務員にまとめさせて、削減の結果報告を上げる。消費数が減ったとしても、この方法では事務員の仕事が発生してしまっています。合理化のために誰かの仕事が増えるのは、ナンセンスです。施策の効果測定も効率的に行えて、合理性向上が実現できたといえるのです。

無駄を徹底的に省くプロに、趣味をお聞きしてよいものでしょうか。

Yさん仕事とプライベートは別ですよ。高校の卒業記念でスキー旅行をしてから、スキーは随分としました。若い頃は夜中に車を走らせて日帰りスキー、定年後も全国各地へ出かけました。検定も受けて、滑る技術はなかなかのものでしたよ。会社の工場対抗スキー大会では、8ミリで記録をとっていました。そこからというわけではありませんが、写真を撮ることも好きでした。

風景写真ですか?

Yさんこれまで世界100カ国ほど訪れました。最初は風景を撮っていたのですが、旅行会社の企画ツアーに参加してから、野生の動物を撮るようになりました。相手は自然ですからね、一般的な海外旅行よりも危険がついて回りますが、動物と出会えた時の感動は言葉に尽くせません。

愛機をたくさんお持ちだったのでしょうね。

Yさん引っ越しを機にカメラ、フィルムを全部処分しました。この新しい住まいで、私の人生の第3章が始まると考えています。ご入居の皆さんと新しい何かをつくれたら嬉しいですね。

カナダで撮影したタテゴトアザラシの赤ちゃんの写真。唯一手元に置いたという貴重な一枚です。スタッフも大絶賛!