困っている方を支えたい
大学卒業後の就職先は一般企業で、転職のきっかけは家族の入院でした。患者への周囲の関わり方に違和感を覚え、その時に医療ソーシャルワーカーという職業への関心が高まり、思い切って退職。合格率が3割を切る国家試験の受験資格要件を1年の通学で満たし、初挑戦にして社会福祉士の資格を取得しました。
そして、さまざまな経験を積もうと選んだ転職先は、地元の社会福祉協議会でした。社会福祉協議会とは、安心して暮らせる「福祉のまちづくり」の実現をめざす組織で、福祉サービスや相談業務、ボランティアに関する窓口業務も行っています。幅広い業務の中では、イベントの企画・運営もありました。職員のマネジメントも学び、数々の業務経験はその後に携わった高齢者福祉の現場で、大いに活きることになりました。
ご入居者様のために
特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどで管理職を経験し、ウエリスオリーブ鎌倉岩瀬が開業した2017年に現地へ赴き、支配人としてしばらく業務にあたりました。2019年4月よりここウエリスオリーブ武蔵野関町に配属、7月に支配人に着任し今に至ります。
どの職場でも「組織づくりと人材育成」を最重要課題とし、真摯に取り組んでいます。トップダウン最優先で組織のリーダーが突っ走っても、介入し過ぎても組織と人材は育ちません。トップの考えが共有され、スタッフが自発的に行動できるように見守り、ときにはアドバイスもします。意見を出し合える雰囲気づくりには、スタッフの話をどのようなことでも聞くことが重要です。結果、ご入居者様へのサービスの向上につながると考えています。
まずは改善を確実に
ご入居者様の安心で安全な暮らしを守りたい。充実した日々をお過ごしいただきたい。そのためにできることを常に模索しています。今年1月からは業務改善会議を実施することにし、課題についてスタッフ同士で意見を交わせる場を設けました。昨年12月に用意した「改善提案ノート」にはさまざまな意見が挙げられ、その中から初回会議に選んだのは8項目。多くの課題に優先順位をつけて、現在、組織全体の動きを見直しているところです。ご入居者様からの声、またご家族様からの声もありましたら、お伺いしてまいります。
休日はほとんど野球づけ
週末・祝日で仕事が休みの日には、息子が小学一年生の時に入団した少年野球チームのコーチとして、朝8時から夕方5時までグラウンドで指導をしています。対戦相手によってはデータ分析を行い、公式戦は年に40〜50試合になることも。昨シーズンはヘッドコーチとして、選手の体調管理や心のケアにも目を向けてきました。今春高校生となる息子が野球を続けるので、共に甲子園をめざしつつ、引き続きクラブチームの育成にも携わっていこうと思います。