vol.22

イベントリポート

心と体を元気に! 活き意気アクティビティ

健康的な日々をお過ごしいただくために、さまざまなアクティビティを企画・実施しています。今回は、ウエリスオリーブ鎌倉岩瀬で開催された健康体操教室の内容を一部ご紹介します!

これからは、「息を止めない」「ゆっくり動作」の筋トレで、無理なく効率的に筋肉を育てる!

90歳以上でも鍛えれば筋肉量を増やせると、国内外の研究で示されています。筋肉がつき動きやすい体になれば疲れにくくなり、腰痛や膝痛の改善にもつながります。筋トレを続けることで持久力や柔軟性、バランス能力も向上します。筋トレの適度な刺激は、骨密度の保持や増加に効果があることも分かっています。

筋肉それ自体にも、体にとって良い作用があります。筋肉が分泌するホルモンには動脈硬化を防ぐ成分が含まれる上、成長ホルモンなどの分泌を促すため、細胞からの若返り効果も期待できます。

メリットだらけの筋トレの中でも、高齢者に適していると厚生労働省も推奨するものが、〝スロートレーニング〟です。その演習として、12月18日(日)、介護予防運動指導員による健康体操教室をウエリスオリーブ鎌倉岩瀬で開催。2部制・各回約45分の教室に、合わせて24名のご入居者様にご参加いただきました。

なぜこの動作が必要なのか、この筋トレの効果は…など、解説しながらの演習の合間には脳トレも挟み込まれる充実の内容。筋トレも座って行う場合、立って行う場合の2パターンの紹介があり、皆様それぞれご自分に適した負荷を考え、実践されていました。

車椅子の方も「今日はいいことを習えた」と喜ばれ、終了時にはあちこちで継続の大切さを実感する声が上がりました。

スロートレーニングとは?

筋肉に力を入れた状態でゆっくり動作する運動で、腱や関節への負担が小さく、整形外科的な傷害のリスクも小さいため、厚生労働省が推奨する高齢者に効果的な運動法です。

【ポイント1】

姿勢を正しく取って行うと、運動効果がぐっと上がります。

*注意
息を止めて力むと、血圧が急激に上昇してしまいます!「1・2・3・4」で伸ばす、「5・6・7・8」で戻すというふうに、数を声に出しながら筋トレしましょう。

【ポイント2】

筋トレ効果を上げるためには、まずは筋肉をもみほぐし、伸ばします。

こぶしで筋肉をトントン軽く叩くだけでも効果があります。

【ポイント3】

鍛える筋肉に意識を向けて、“力を入れ続けゆっくりと”が肝。
筋肉の動きを感じながら行えば、筋トレ効果がアップ!

手で触れた状態で行うと、筋肉の動きを実感できます。

口腔機能訓練で唇と舌の筋トレ、
俊敏力向上の運動も行いました!

口腔機能訓練となる「パ・タ・カ・ラ」を発声しながら、タオルを握っている手をパッと開き、タオルが落下する前にすぐキャッチ!簡単な運動ではありますが、万一転倒した際に、手がすぐ反応できれば頭部を守れます。このタオル体操がこの日一番の盛り上がりに!