管理者としてできること
2010年、第1棟目のウエリスオリーブが新小岩に誕生しました。開業当初、コンシェルジュとして配属され、業務後は介護学校へ通いました。数年で副支配人に任じられ、当時の支配人と二人三脚で臨み、管理者としての重責を痛感しました。2016年12月、支配人に着任し現在に至ります。早いものでこの春で丸9年となります。人生の先輩であるご入居者様から学ばせていただいたことや経験をバネに、人間としても成長できていたら嬉しいです。
ここ最近は、サービスの均一化を図るために、管理者として何ができるかを模索しています。誰が業務に当たっても、同じレベルのサービスをご提供できなくてはなりません。人は体験を通して学び、経験を積むことができると考えています。例えば、日々の暮らしに不便がないか、ご入居者様とのちょっとした会話から察知する能力も経験から獲得できるものです。スタッフ全員が多くの体験と経験ができるよう、見守る姿勢を意識しています。
自ら動いてつくった地元
ウエリスオリーブ新小岩のご入居者様はすでにご存知かもしれませんが、住んでいる地域で防災ボランティア活動をしています。小学生の時、両親の都合で転校を3〜4回繰り返しました。私には地元や故郷がないと寂しく思っていたため、心の底で地域とのつながりを求めていました。今なら動き出せると思っていた頃、たまたま市の広報紙に女性の消防団員を募る案内が載ったのです。すぐに応募し、市の女性消防団員一期生になりました。それが2006年のことで、2012年から女性部の部長を務め、2015年に県内で行われた女性消防団の第1回大会では、代表として大会宣言を宣しました。
消防団の活動は、多岐にわたります。春と秋のそれぞれ1週間を使って行う単身高齢者防火訪問や「普通救命講習」「上級救命講習」の指導員も務めます。部長としては、消防署からの連絡を団員へ伝えたり、訓練や式の時には小隊長や旗手を務めたりします。こうした活動を継続してきたことで、今では地域を「私の地元」と呼べるまでになりました。
接する方の喜びのために
普段は仕事一色になるので、休みの日には消防団活動や友人とのグルメ探訪、ドライブなどを楽しみ、リフレッシュしています。興味が湧けば一人でも行動します。ある時は登山ツアーに一人で参加。山仲間はできませんでしたが、ツアーの運営スタッフから大いに刺激を受けました。今の職場の前は、テーマパークやイベント会場の運営に携わる仕事だったため、参加者の満足度向上の工夫に関心があります。ウエリスオリーブ新小岩でのイベントでも、参加してみたいと思っていただけるよう思慮をめぐらしています。イベントだけではなく、ご入居者様の日々も楽しさと喜びで包まれるよう、これからもスタッフ一同が力を合わせ、真摯に取り組んでまいります。