vol.20

特集企画

本を通じ「人」と「人」が心地良くつながる場所「まちライブラリー」へようこそ!

本を話題に会話や議論を交わす場は、本に囲まれた図書館こそふさわしい—「まちライブラリー」は、そうした考えから誕生しました。提唱者である礒井純充さん(※1)の実家を第1号館に、今では全国に864箇所(※2)。本やイベントをきっかけに仲間ができ、地域と共に育つ図書館として街中のカフェやクリニックの片隅、個人宅などさまざまな場所に存在し、日々、人と人をつないでいます。
ウエリスオリーブでは食堂やラウンジなどに併設しており、ご入居者様の憩う空間となっています。本の感想や意見の交換、スタッフとの会話を楽しまれている方、図書整理やアルコール消毒などをお手伝いくださる方、多くの方が共有する時間をそれぞれに堪能されています。ぜひ、お気軽にご利用ください。

いつもの席で読書をされるご入居者様
(ウエリスオリーブ東村山富士見町)
併設のデイサービスがお休みの毎週土曜日、カフェの窓側の席で過ごされる方がいらっしゃいます。「この席で学生さんや犬の散歩をする人たちを眺めながら本を読んでいると、“生きてる”実感が持てる」そうです。
(まちライブラリー スタッフ)
※1:礒井純充(いそい・よしみつ)さん…1981年、森ビル株式会社入社。社会人教育機関「アーク都市塾」や産学連携の会員制図書館「六本木アカデミーヒルズ」などを立ち上げる。2011年より、本を介して人と人がつながる場「まちライブラリー」の提唱者として活動を続ける。第1号館は大阪の実家で開設。※2:2021年7月15日現在。
※新型コロナウイルス感染防止のため、外部開放とイベント実施、一部サークル活動は中止しております。
※併設場所および利用方法は、各ウエリスオリーブで異なります。詳しくは、現地スタッフにお尋ねください。

まちライブラリースタッフおすすめの三冊

【選書テーマ】この秋、読みたい本

作家たちの意外な一面を知ることができる本をご紹介。名言や人生の知恵袋がたくさん詰まった3冊です。ときに「猫」を通じて垣間見えるのは、作品からだけでは分からない、日々の暮らし。思わず共感して作家たちを身近に感じることができますよ。

『作家の猫2』
赤塚不二夫、立松和平、池部良 ほか著
(平凡社)

『森鷗外生き方の『知恵袋』人生論ノート』
齋藤孝 編・解説
(三笠書房)

『ノボさん小説 正岡子規と夏目漱石』
伊集院静 著
(講談社)

まちライブラリーとは?

「まちライブラリー」は、「本」を通した「人」との出会いの場。 みんなで持ち寄った本で共有本棚を作ります。 持ち寄った本には寄贈者がメッセージを残して、 次に読んだ人が感想を書き連ねていきます。

まちライブラリーのしくみ

思い出深い一冊を皆様と共有しませんか? 本の寄贈を受け付けております!

会員登録や寄贈の際は、「つなぐカフェオリーブ」のスタッフにお声掛けください。
貸出から2週間以内を目途に、「感想カード」にご記入の上ご返却ください。
※貸出・返却方法など、詳しくはサービスカウンターへお問い合わせください。