vol.1

イベントリポート

新聞でナチュラルエコバッグ作りに挑戦!

過去6年の間に様々なイベントを催してきましたが、今回は講師をお迎えしての物作りイベントを企画しました。
色々と使えて便利、暮らしにも役立ち、見た目にも美しく、しかも作り手の愛情が伝わる物。そんなたくさんの条件を満たす物が、新聞で作る「ナチュラルエコバッグ」でした。

講師でお招きした白戸啓子先生は料理研究家で、料理教室「野菜の食卓」を主宰されています。旬の野菜で作る料理が好評で、「オリーブ便り」でも健康レシピをご提供いただくことになりました。

野菜が大好きな白戸先生は、野菜をお裾分けすることも度々。その際に新聞紙で包むのは当たり前、ちょっとひと工夫をと、入れる野菜の大きさと形に合わせてオリジナルバッグを作ったことが「ナチュラルエコバッグ」作りのきっかけでした。

さて、イベントの告知を見て集まった6人の参加者の皆様。これから作るエコバッグやほかの形の見本を手に「難しそう!」と異口同音の第一声を上げられました。それだけ、新聞でありながらも完成された形なのですね。「私に作れるかしら?」と不安そうな声も漏れる中、手順を追うごとにバッグらしき形となっていく様子に、「ここが底になるのよね」と想像できる余裕も生まれました。

キレイに仕上げるコツは、瓶の腹を使って折り目をしっかりと付けること、接着した部分も瓶の腹でのすようにこすること。その指導に皆様、瓶でゴシゴシ、ゴシゴシ。

いくつもの制作行程の末、皆様の手には見事完成したエコバッグが。新聞広告の色柄の出し方で、その表情は一つひとつ違って見えます。

完成して大喜びの皆様、「何を入れよう?」と早速使い道で盛り上がりました。古くなればゴミとなる新聞も、こうして新たな命を吹き込まれ、温もりを伝える「容れ物」に生まれ変わりました。今回のイベントで、物を大事にする大切さを改めて認識しました。

持ち手を付ける頃には、「ここは、こうしたら良かった」と反省点を挙げられる方も。皆様、熱心に取り組まれていました。